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トキ時々日記 7月03日

2009/08/03 20:46

 

 

 

 

 

 

本日、8月3日から佐渡市でトキの写真展を開催しております。

場所は佐渡市の両津港フェリー乗り場の2階、お土産屋並びにありますミニギャラリーです。

今回、両津港南埠頭ビル、キヤノンマーケティングジャパンのご協力で実現出来ました。

 

スペースの関係で展示枚数はパネル11枚となっております。

もう少し大きな場所でやってもいいのですが、まずは佐渡の皆さんや観光客の方々に見て頂こうと思いフェリー乗り場での開催を思いつきました。

 

土曜日に佐渡に入りまして、日曜日に一人で取り付けを行いました。壁が小さいので2段になり、ちょっとキツイ感じもしますがお許し下さい。これでも10時間近く試行錯誤しまして収納した次第です。

 

今回キャノンさんがインクジェットプリンターで全倍サイズの写真3枚を出力して下さいました。

他の全紙サイズは印画紙にプリントしたものですが、近くで見ても普通のプリントにしか見えず、驚きの綺麗さです。

パネル張りには神田のエースカラーさんがご協力下さいました。

  

展示期間は決まっておらず、次回放鳥の9月末頃までは飾らせて頂けるはずです。

わざわざ佐渡まで見に行く程の物でもありませんので、もし佐渡に行かれた時はのぞいてみて下さい。お土産屋が並ぶ商店街の一番奥のミニギャラリーです。

 

今回は土曜までは佐渡に滞在しトキ取材を行います。明日から毎日2枚ずつ会場に展示しております写真をこちらにアツプしようと思っております。

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放鳥トキの愛称に思う

2009/06/11 22:08

 

 本日夕方、佐渡市で試験放鳥され東日本をさまよっている04番のトキの名称が黒部市で決まったとのニュースが入ってきました。決まった愛称は「ときめき」だそうです。

 

愛称を募集するとか特別住民票を出すとかいかにも地方行政のやりそうな事なんですが、実は佐渡ではトキ放鳥後、トキを観察するボランティアの方々がそれぞれの個体に愛情を込めて愛称で呼んでいました。以下は2月に私がまとめた情報です。

 

 

  放鳥トキ愛称一覧

 

01番 オス あおきさん  トキを識別するアニマルマーカーの色が青と黄色のため

 

03番 メス みっちゃん  個体番号の語呂合わせ

 

04番 メス 道子さん   観察者の奥さんの名前

 

06番 オス 殿下     秋篠宮殿下が放鳥したから 

 

11番 オス イケメン   個体番号の11(イイ)男から

 

07番 メス ななこ    個体番号の語呂合わせ

 

09番 オス 9太郎    個体番号の語呂合わせ

 

13番 メス かずみちゃん 個体番号の語呂合わせ

 

 

いかがですか?語呂合わせが多いですがなるほどってのもあります。

この中で唯一分からないのが「道子さん」の04番のトキですが、実はこのトキが今回黒部市で「ときめき」って愛称に決まったというトキです。

 

私も当初、なぜ「道子さん」?って思っておりました。観察者の奥さんの名前が何でトキの愛称になるのか?って思う方も多いと思います。実はそこに秘話といったら大げさですが、あまり知られていないお話がありました。以下izaのニュースからです。

 

 

トキの保護や人工増殖に携わった元佐渡トキ保護センター長の近辻宏帰(ちかつじ・こうき)氏が5日午前1時23分、食道がんのため新潟県佐渡市の病院で死去した。66歳。東京都出身。自宅は佐渡市新穂76。葬儀・告別式は8日午前10時から佐渡市新穂大野1865の2、JAレインボーホールで。喪主は妻、道子(みちこ)さん。

 

 

昭和42年から36年間、トキ保護センターに勤務。平成11年に中国から贈られたペアのトキによる人工繁殖を国内で初めて成功させたほか、15年10月に死んだ最後の日本産トキ「キン」の飼育を担当していた。

 

トキの世界では知らない人のいない近辻さん。その奥様が実は道子さんの愛称の由来でした。

近辻さんは04番のメスのトキの観察を続けているうちに、自分の奥さん(道子さん)に性格が似ていると思い始めたそうです。その近辻さんは先月、5月5日に食道がんで死去されました。

唯一、放鳥トキの中で個人名の愛称が付けられていたのが「道子さん」でした。

 

果たしてこのニックネームの由来を黒部市が知っていたか、佐渡市が知っていたかはわかりません。しかしこんな由来をしってしまうと、黒部市で決まったという「ときめき」って愛称には違和感を覚えます。

もちろん、トキを観察するボランティアの方々の中での愛称ですから、佐渡の人も実は「道子さん」だったなんて知らないかもしれません。

 

個人的には愛称不要論者なので04番が私の中では一番なのですが、何にでも愛称をつけてしまうのっていかがなものかとも思います。今のところ佐渡市が意義を申し出る様子もないですし、トキの愛称論争なんてのも意味もなくくだらないものです。

 

しかし近辻さんの葬儀の際、関係者の間では04番が佐渡に戻って来るかもしれないとの願いがありました。近辻さんが亡くなって奥さんの道子さんが悲しんでいるからこそ、「道子さん」が佐渡に戻って来る。

ちょっとロマンチックな話なんですけど、奥さんへの愛情を込めた「道子さん」という愛称への思い。皆さんにもちょっと知って欲しいとおもいました。

 

 

 

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トキ時々日記 5月30日

2009/05/30 22:14

 

本日も09番のトキからスタートしましたが、09番のトキの写真は殆どブログ用なものです。

早朝しか撮影出来ませんので感度も上げてますし、800ミリのレンズでも米粒にしか見る事の出来ない撮影条件の非常に悪い場所ばかりで餌を食べております。

 

今日はねぐらを出てからは私が待機している場所方面には飛んできませんでした。ボランティアの方と協力してそれぞれが持ち場で待機しながらねぐら出を追っております。

 

ねぐらを出た合図はあったんですがこちらに飛んで来る様子はなし。誰からも見えない方向へ姿を消してしまいました。朝一番からいきなり見失うと一日が重くなります。明日帰るので丸一日撮影出来る最後の日ですから。

 

ボランティアの人たちとこれまでに行った事のある餌場を探しに行く事にしました。そして私が覗いた場所はねぐらからちょっと離れた場所なんですが、しばらく使用していなかった餌場です。可能性は低かったんですが双眼鏡で覗いてみると、赤い頭部が小さいながら見えたり隠れたりしています。

 

行方不明のトキ探しはトキ撮影の面白さの一つです。自分が居るんではないかと予想した場所で双眼鏡から赤い頭部が飛び込んで来ると、実にうれしいと言いますかハマってしまいます。まあ、探さずにいつでも撮れるんなら東京からわざわざ来る必要もありませんし。

 

 

 

 

 

5月29日 午前5時01分撮影 加茂湖周辺の水田で 

キャノン EOS 50D , 800mm  F5.6  1/200  Sモード  ISO1000  WB5200K

 

農繁期なので餌場付近には農家の人やトラックが頻繁に出入りします。1台の軽トラックが入って来たため、09番のトキは飛翔してしまいましたが、その後別の餌場で発見出来ました。

 

その場所はちょっと奥まっていて、道路からも見づらく当然撮影する事も困難です。昨日も行方不明後、どうもここの一日居たような感じ。農家の方が仕事も合間に目撃していました。様子を双眼鏡で見ていても安心して食べている感じ。09番はここであきらめ、羽茂地区の06番へ移動しました。

 

羽茂地区の06番は今月から観察を始めたのですが、私に近い性格です。食べるとひたすら休憩というか寝続ける性格。ここ数日は羽茂に到着するとすでに朝食を終えてお休み状態。2時間近くは休んでいるので、私も昼寝ならぬ朝寝を1時間半程しておりました。

 

所が8時頃に羽茂へ到着するとまだ朝食中。11時過ぎまで食べ続けておりました。その後はいつもの止まり木でお休み状態に入り、私も昼寝です。いつもなら昼寝を終えてもまだトキが寝ている状態なんですが、今日は姿を消しておりました。

 

最近06番のお気に入りの餌場は撮影が困難な小さな奥まった餌場です。機材を持たず確認に向かうといましたいました。発見したのが午後2時過ぎ。今日はここで一日食べて終わりだと思うと力が抜けてしまいました。

 

明日の午前中の船に乗るので、羽茂での撮影はこれが最後です。今回トキの飛翔している写真が殆ど撮影出来なかったので今日にかけていたんですけどね。いつもトキを観察している市民の方が丁度現れたのでトキ談話をして引き上げる事にしました。

 

そおトキ談話が盛り上がっていたら5時過ぎ。すると突然トキが目の前に舞い降りたではないですか!これにはちょっとビックリですが、日も暮れはじめて薄暗くなっております。最後のチャンスにかけ、飛翔中だけを狙うため少し離れた場所で待ちました。

 

しかし待っても待っても餌を食べ続けるトキ。トラックが通っても木にせず餌を探しております。どんどん暗くなりすでに感度も1600。本当は最低でも800、シャッタースピードも1/1000は切りたい所です。

 

レンズの選択も当初は安全策で短いレンズで狙おうとしてました。これが今回の撮影で最後の飛翔中の写真です。事件現場でもレンズ選択には悩みますが、こういう時こそアップで勝負が私の考えです。

 

しかし昨日は大きすぎてピントも外し大失敗。おまけに800ミリで見えない場所から突然飛び上がって飛んで行くトキを追うのはメチャクチャ難しいです。しかし暗さが暗さですし、失敗してもあきらめがつく時間だったので800ミリで狙う事にしました。

 

そして6時10分にあぜ道の下からトキが突然飛翔。慌ててファインダーをのぞきましたが姿が見えません。なんとか発見してシャッターを切りますが、見えている感じではもう大きすぎて大きすぎて飛ぶ方向に追うのが精一杯。失敗でしたね。

 

 

 

 

 

5月30日 午前6時10分撮影 羽茂地区で

キャノン EOS 50D , 800mm  F5.6  1/640  Sモード  ISO1600  WB5200K

 

ピントはビシバシで羽の位置もいい感じですがクチバシが切れてしまいました。後ろの木々のぼけも綺麗で色もいいんですけど。

 

 

 

 

 

 

5月30日 午前6時10分撮影 羽茂地区で

キャノン EOS 50D , 800mm  F5.6  1/640  Sモード  ISO1600  WB5200K

 

これは羽が切れました。ピントもビシバシなんですけどね。カメラのモニターで確認してみると、撮影出来たのは11カット。このうち2コマだけ奇跡的に飛翔中の全身が綺麗に入っておりました。それも一枚は目線がこちらに来ていて笑えます。

 

ブログではお見せ出来ないのが残念なんですが、小さく撮影してトリミングするよりもやはりボケも綺麗ですしピントさえ合えばシャープです。感度も1600ですがそれを感じさせない綺麗さ。是非最後の最後で撮影した飛翔中の写真ですからグラフの一枚に使ってもらいたいものです。

 

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トキ時々日記 5月29日

2009/05/29 22:38

 

東京や関東地方は天気の悪い日が続いているようですが、佐渡は連日いい天気です。

気温も早朝は少し涼しいですが、昼は車の温度計が30度を表示する熱さでした。

 

今日の撮影も早朝のねぐら出は09番のトキからスタートです。

本日も昨日と同じくねぐらそばの休耕田へ 。その後1時間近く休耕田や水田で餌を食べる09番の撮影ができました。

 

これまで09番のトキには良い写真のモデルとなって頂いて来たんですが、今は姿を見るだけでも大変です。今回も09番を撮影した写真は沢山ありますが、初夏をイメージさせるようなコレ!ってのはないですね。写真グラフ掲載もあり、今回もネットには使わない写真をアップしておりますのでご了承下さい。

 

 

5月28日 午前5時16分撮影 加茂湖周辺の水田で 

キャノン EOS 50D , 800mm  F5.6  1/400  Sモード  ISO1600  WB5200K

 

 

5月28日 午前5時32分撮影 加茂湖周辺の水田で 

キャノン EOS 50D , 800mm  F5.6  1/400  Sモード  ISO1000  WB5200K

 

本日09番のトキは時まで追えたのですが、その後は行方不明になってしまいました。10人位各所に配置すれば飛翔後を追えれるんですけどね。

 

09番の後は例によって羽茂地区の06番のトキへ向かいました。昨日6時間無視されたんで本日はちょっと期待して行ったんですが、8時に到着するや昨日の木に留まったままです。しばらくして地元紙のカメラマンも到着。昨日6時間張り込んだ仲です。

 

木に泊って相変わらずの背寝(はいみん)という首を曲げて寝るリラックスした姿を見ると、昨日の悪夢が脳裏に浮かびました。3時間後の11時を過ぎても動く気配はありません。地元紙のカメラマンは本日帰るそうで、加茂湖周辺の09番に移動して行きました。

 

一人になって空を見上げていると空しさがわき上がってきます。今日も駄目かなっと。するとトキを連日観察している市民の方がやって来て「今日は飛ぶっちゃ。こういう天気の日は(快晴)ここに降りるっちゃ」と言うではありませんか。佐渡弁はラムちゃん言葉なんです。

 

この方、名前は書きませんが誰よりも06番のトキを観察しているのです。毎日観察しているので行動パターンからするとそろそろ降りる時間だとか。楽しくおしゃべりしていると突然木からトキが目の前に急降下してきました。慌てて車に戻り撮影開始です!

 

 

 

昨日から車内に三脚をセットしたままにしてあります。今回のレンタカーは路駐の邪魔になりにくく、細い道でもガンガン走れる軽自動車にしたのですが、これが実に快適。コンパクトカーでは三脚セットが大変だったのですが、ホンダのLIFEのシートではピッタリにセット出来ました。坂道上るパワーがない意外はトキ観察には軽自動車が最適ですね。

 

それと車内から撮影するメリットとしてはトキが自分から近づいて来るって事です。どうもトキの中では車は恐怖の対象ではないようです。で、車内から撮影し続けているとここまでトキが近づいて来ました。

 

 

 

5月28日 午後12時48分撮影 羽茂地区の水田で 

キャノン EOS 50D , 800mm  F5.6  1/1000  Sモード  +1補正  ISO400  WB5200K

 

上の写真ですがトリミングしてません。ノートリミングでこの大きさです。距離は20メートルないかもしれません。ファインダーに入りきらなくて困ってしまいましたが、トキも安心するとここまで近づいて来ます。

 

もういつ飛び立つか分からないのでシャッターを押しまくりましたが、いっこうに飛びません。ひたすら凄い勢いで餌を探し続けております。データーカードもわずかになり、車内でコピーしながら撮影を続けました。

 

 

 

 

5月28日 午後12時38分撮影 羽茂地区の水田で 

キャノン EOS 50D , 800mm  F5.6  1/1000  Sモード  +1補正  ISO1000  WB5200K

 

トキの首がなくなったような写真ですが、頭を水田の中に突っ込んでドジョウを探している所です。

 

 

 

 

5月28日 午後3時46分撮影 羽茂地区の水田で 

キャノン EOS 50D , 200mm  F5  1/400  Sモード  ISO400  WB5200K

 

上の写真の撮影時間を見てお分かりかと思いますが、06番のトキ、本日は4時半までひたすら餌を食べ続けておりました。昨日の全く撮影出来ない一日とのギャップがありすぎです。通常の1週間分位この4時間半でシャッターを押し続けちゃいました。

 

しかしいくら沢山撮影しても良い写真ってなかなか撮れないんです。今月は12日間佐渡に来ているんですけど、気に入ったのはわずか。数枚の写真で初夏のトキグラフを組むんですが、今日位撮影出来るといい飯といい風呂に入れるんですけどね。

 

 

 

 

 

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トキ時々日記 5月28日

2009/05/28 20:38

 

本日も3時半起きでトキ撮影のスタートです。

佐渡の朝はまだまだ肌寒く長袖が必要です。宿の暖房は既に取り払われ、浴衣だけでは夜と寝起きは震える寒さです。

 

まずは09番のトキからスタート。ねぐらから出て直ぐの餌場に降り立ちました。昨日はねぐらから出て一時間以上行方不明だったのですが、今日はさい先良いスタートです。しかし突然飛翔。ねぐら出からわずか30分で09番のトキを見失ってしまいました。

 

今の時期の特徴として飛ぶ高さがもの凄く低いです。冬場は高く上がってから移動するので、近くでも離れてもトキの現在位置がつかめました。所が今は飛び上がるとまわりの木よりも低い高さで谷に沿って飛んで行きます。そのため一度見失うと、まわりは茂みや樹木だらけなので直ぐに見失ってしまいます。

 

なぜこの時期は低く飛ぶのかわかりませんが、一説には繁殖期に黒くなった体が保護色になるためとも言われています。高く上がれば当然目立ちます。しかし低ければ猛禽類などから見ると樹木とトキの黒ずんだ体が保護色になる訳です。

 

最後に見失った水田は前日にも何回か訪れていたそうですが、8時まで待っても姿を見せず、前日と同じく羽茂地区の06番に移動しました。

 

羽茂地区に到着したのは9時過ぎ。すでに朝一番の食事は終えたようでいつも留っているしいの木で休んでいました。06番のトキは餌が豊富なためか、食後は木に留まり2時間近く降りて来ません。朝から観察を続けていた環境省の人によれば私が到着する数分前に木に留まったとの事。最悪な2時間コースがスタートしました。

 


 

写真では起きておりますが、頭を後ろに向け寝ているような格好を見ると力が抜けます。後どれくらい寝るんだろうか....  いつでも飛び立てる写真のような格好だとやる気になるんですけどね。

 

 

 

2時間経っても全く飛び立つような仕草もなく、結論から先に言いますと午後3時過ぎまで動きませんでした。私の一日の仕事はただ木を見上げていただけ。首がメチャクチャ痛くなりましたがこの心地よい佐渡の初夏です。睡眠不足と単調な労働?に睡魔が襲います。

 

途中何度もトキを見上げながら寝てしまいました。ハッとして起きるのですが、見上げ直すと上の仕草。明らかに木の上から私を見下しております。こうなったら根気比べですね。事件取材の張り込みを思い出してしまいました。

 

 

 

カメラのファインダーをのぞいていたら糞までされてしまいました。何度も糞をする瞬間は見ておりましたが、撮影出来たのは始めてです。わかりますか?木から延びる白い物体。だからどうなんだ、撮影後は空しさがこみ上げてきました。

 

 

 

そして糞をした後のこの表情。気持ち良さそうというか私を馬鹿にしているというか.... 

時間も3時半近くなり日も傾いて来ました。この後粘ってもこいつの行動には期待出来ません。結局6時間以上無駄な時間を過ごしてしまいましたが、トキの撮影では良くある事です。姿を見れただけ良しとして、本日は早めに宿へ引き上げました。

 

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トキ時々日記 5月27日

2009/05/27 21:23

 

久々のブログ更新で申し訳ありません。

 

昨日26日に佐渡入りしました。今月2度目の佐渡入りです。

前回は佐渡で色々ありまして、疲れて宿に帰ると連日の9時過ぎででした。

 

この季節、トキがねぐらから飛び立つのは早いと朝の4時ちょっと過ぎ。

疲れて前日風呂に入る気力もありません。ですから朝シャワーを浴びてねぐらまでの時間を考えると、朝の3時過ぎに起きないとなりません。

 

外は真っ暗。東京の生活ですとやっと寝ようかなって時間です。

おまけに日没が遅くなったのでトキがねぐらに戻るのも午後6時過ぎ。

かなりキツイ撮影でした。

 

今回はといいますと、ねぐらから出る時間は変わりませんが、ねぐらに戻る時間が若干早くなりました。

早いトキですと夕方の5時前には戻っているようです。

ですから宿に帰る時間も早くなり、ブログの更新気力もまだ残っております。

 

 

 

枯れ枝で休憩する個体番後09番のトキ=佐渡市の加茂湖周辺で

 

 

今の季節の佐渡は新緑がとても綺麗です。

水田には植えられたばかりの稲が眩しいばかりに輝き、桜はさすがに終わりましたが色とりどりの花が咲いています。

この新緑とトキの写真をと誰もが考えるのですが、これが実に難しいのです。

 

冬場はある程度餌場が限られていてどこに行ったか分からないという事はあまりありませんでした。それと個体数が多かったので、何番が駄目なら他のトキって撮影する個体も選べました。

しかし現在佐渡で確認されているのは4羽だけ。羽茂の06番は居場所が安定しているのですが、その他はねぐらから飛び立ってそのままねぐら入りまで見つからないって事もあるようです。

 

 

モニタリングの方々がそんな状態です。気軽に佐渡へトキでも見に行こうってお考えの方は改めた方がよろしいかもしれません。まず発見する事が出来ないと思います。

私が早起きしてねぐら出を見るのも、そこから追い続けないと見つける事が困難なためです。

 

で、本日は朝から09番のねぐら出を見ましたが、そこからいきなり行方不明状態。こうなると一日がかなり辛く重いプレッシャーに襲われます。朝一番からある程度撮影出来ると気分も軽くなるんですけどね。

 

最後に目撃した場所とその方向から餌場をボランティアの人と探すんですが、数カ所目にしてやっと発見。双眼鏡から薄黒いトキが目に飛び込んで来ると、まるで宝を発見した気分になります。それが上の写真になるんですが、もの凄く遠くて800ミリのレンズでも米粒状態。ネットにしか使えません。この後直ぐに飛び立ち、探すのが困難なため羽茂地区の06番のトキに移動しました。

 

羽茂の06番のトキは比較的人間にもなれており、あまり行動範囲も広く有りません。時々遠出はするようですが、小佐渡地区のトキとは違って安定して撮影する事が出来ます。ただ片道1時間の移動距離はちょっとシンドイですね。本日は羽茂に到着して直ぐに06番を発見。夕方まで見失う事なく撮影する事が出来ましたので満足です。

 

 

夕日を浴びながら水田を歩く個体番後06番のトキ=佐渡市羽茂地区で

 

疲れていると言っていながら少し長くなってしまいました。佐渡には31日まで滞在する予定です。

また明日も時間がありましたら更新します。

 

(今回と前回の取材分から6月7日掲載の探訪面でトキの写真グラフを掲載する予定です。)

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トキ3羽目が海を渡る!

2009/03/10 19:06

 

佐渡で 行方不明だった個体番号13番のメスのトキが海を渡って新潟県内に渡ってしまいました。これで佐渡に残されたトキは5羽となり(メス1羽、オス4羽)繁殖が絶望的になってしまいました。

 

それにしてもなぜ?メスだけ3羽海を渡ってしまうんでしょうかね。

佐渡の方に聞くと、天気の良い日は本州がとても近く見えるそうです。時速40〜50キロで飛行出来るトキにとっては、北西の風に乗ればわずか1時間の距離。これまでにも漁師の方が海の上を飛行するトキを見たという連絡が入っているそうです。

 

なぜ、海を渡るのか?これはトキに聞かないと分からない事なんですが、かって日本のトキも海を渡り佐渡から本州へ渡っていた記録もあるとの事。ですからありえない事ではないそうです。

 

そこで皆さんの意見をお聞きしたいのですが、本州へ渡ってしまったメス3羽のトキ、このトキ達を今後どうしたらよいと思いますか?

 

ペアリングのリミットは5月の連休ぐらいだそうです。このままなら今年の自然繁殖はほぼ絶望的ですが、残された3羽のトキを佐渡に戻せばまだ可能かもしれません。いや、自然に放したんだからそのままで良い。なんでも結構ですのでご意見をコメントとしてお寄せ下さい。

 

よろしくお願いいたします。

 

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トキ撮影用に双眼鏡を買う 1

2009/03/10 16:12

 

トキの撮影で一番重要な機材は双眼鏡です。

 

カメラやレンズが一番だと思っている方が多いですが、被写体となるトキが発見できなければ撮影する事も出来ません。私が始めてのトキ取材で持参した双眼鏡は、自宅にあった6000円程の安物双眼鏡でした。

 

しかし長期の取材になって来ますと機材へのこだわりも出て来ます。特にトキの取材ではねぐらを飛び立つ所を確認し、その後どこに舞い降りたかを目で確認しないとなりません。夕方はねぐらに戻る事を確認し、翌日のスタートに備えます。

 

もちろん安い双眼鏡でも日中は全然問題ありませんでした。しかし朝と夕方、どうしても安い双眼鏡だと遠い場所が見えにくくなります。見えてもクリヤーではないんですね。例えば枝にトキが留っているのがモニタリングの人に見えても、私の安い双眼鏡では見えない。「これは双眼鏡が重要だな」って感じましたね。

 

一口に双眼鏡って言いましても、ライカやツアイス、スワロフスキーといった超高級双眼鏡もありますし、望遠鏡になりますが、倍率の高いフィールドスコープ(プロミナー)もあります。これまで双眼鏡になんてまったく興味がなかったんですが、カメラと同じで双眼鏡マニアって方もいらっしゃるんですね。参考になりました。

 

ネットで色々調べてみますと、最近の安い双眼鏡の多くが中国製だって事には驚きました。カメラと同じく光学製品は日本のお国芸だったはずです。それがニ◯ンの3万円台の双眼鏡すら中国製だとか。やはり日本製にはクリヤーさで劣るとか。一度覗いたら他の双眼鏡が覗けなくなると言われている(らしい)ツアイスも考えましたが、新しいカメラやレンズが買える値段なので断念しました。

 

そんな中、聞いた事もないメーカーの双眼鏡が非常に高い評価を得ていたのです。

勝間光学」 光学メーカーであるようですが始めて耳にするメーカーでした。

このメーカーとの出会いはKCチョートクカメラ日記。カメラ好きなら知らない人はいないってほど有名な田中長徳氏。ここに記されていた「勝間光学=ライカブランド」って言葉にしびれました。詳しくはKCチョートクカメラ日記で。

 

話は双眼鏡に戻りますが、勝間光学は東京都板橋区の会社です。私も以前、板橋に住んでおりましたが、板橋には多くのカメラ用品、光学メーカーが存在してました。今はどうだか分かりませんけど、この辺の歴史は勝間光学のホームページに掲載されております。

 

 現在に至るまで数多くのシリーズが国内外の軍隊や警察で採用されています。洒落っ気のない漢気溢れる双眼鏡ばかりですが、世界各国の厳しい状況の中で証明された信頼の性能は、民間の様々な用途においてもいかんなく発揮できることでしょう。 

 

主な採用国 アメリカイスラエルインドネシアオーストラリアサウジアラビアシンガポール、タイ、デンマーク、トルコ、ポルトガル、マレーシア、南米各国、日本、これらの国々をはじめとして世界の陸海空軍、海兵隊などで長期間使用されています。

 

 〜勝間光学のホームページから〜

 

で、勝間光学の双眼鏡を覗きもせずに衝動買いのように買ってしまいました。

楽天のオンラインショップで購入可能です。

 

 

届いたのが上のセットです。迷彩カラーが嫌いな人はダメでしょうが、これで24500円。もちろんMADE IN JAPANです。

 

話が長くなってしまいましたのでこの続きは次回に....

 

 

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長野のトキに500人!

2009/03/09 02:15

 

佐渡から戻りまして一週間。東京で過ごす一週間は本当に早いです。

佐渡では曜日も関係ない毎日。朝起きて一日トキを撮影して早く寝る。そんな毎日が続きます。

東京に戻ってからは、15日に掲載するトキのグラフ紙面に取りかかっておりますが、トキの行動が次々と変わり、原稿の訂正が追いつきません。

行方不明になっていた07番のメスのななこちゃんが、海を渡って胎内市へ。03番の南下トキみっちゃんは長野から十日町市へ。前日までの訂正は可能ですが、紙面掲載時にどこにいるか分かりません。

 

読売新聞のサイトによると、長野では500人を超える見物人が訪れたそうです。これはすでに人害です。未だに餌を与えるべきという方々がおりますが、餌を安心してゆっくりと食べさせる事が一番大事と佐渡で教わりました。佐渡では日曜日でも多くて10人程が入れ替わり訪れる位。それでもマナーの悪い人たちが餌場に入り込みトキを飛ばしております。

 

南下し続ける03番のトキも、きっと好きで移動しているのではないんだと思います。佐渡でのトキの行動パターンを見ておりますと、ねぐらと決まった餌場を行き来するだけです。時には新しい餌場を見つけ出し、そちらに移動する事もありますが、猛禽類などと違い、行動範囲は狭いとモニタリングの方に教えてもらいました。

 

私が佐渡で撮影をしている際、何もなければ殆ど飛ぶ事はありません。下手すると午前中、午後と同じ餌場で過ごします。その間、場所移動で飛ぶ事はありますが、それはあくまでも同じ餌場内での移動のため。時にはカラスや猛禽類に追われて飛ぶ事もありますが、また同じ場所に舞い戻って来ます。

 

トキだけではないですが、飛ぶ事は非常に体力を消耗します。餌不足の今だからこそ、ゆっくりと餌を食べさせ、飛ばす事のないように十分と注意しないとなりません。

 

私が撮影している写真の中で、とても近くで撮影しているものもあります。これらはじっとしていると、トキが向こうから近づいて来ます。その時に撮影したものですが、時間と根性が必要です。それと近づけばトキは逃げます。

 

通常、佐渡での撮影距離の平均は約200メートル。800ミリの望遠レンズを使用しても米粒です。それをトリミングして紙面やブログで使用しておりますが、一般の方々がお持ちのレンズでは非常に難し、携帯のカメラで撮ろうというのは論外です。

 

トキには関心のある無関心が一番。しかし放鳥してしまったからには行くなとも来るなとも言えませんし、難しい問題ですね。

ただ言える事は、怖い思いをした場所にはトキは戻ってきません。ですから移動し続けるトキには移動する何かがあるはずです。もし自分の村や町にずっと居てほしいなら、地元の人間が距離を守り、守らない人たちを注意する事が必要だとおもいます。

 

 

次回はカメラよりも重要な双眼鏡について書こうと思います。時々なので期待しないで下さい。

 

 

 

 

 

 

 

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東京に戻りました

2009/03/03 20:50

 

 2月25日を最後に時々日記の更新を行えずスイマセンでした。

皆様にインフルエンザの心配をおかけしましたが、軽い風邪ですみました。

 

昨日3月2日に東京に戻り、本日からお休みもらってます。

職場に復帰しましたら、トキ取材の裏話やら撮影機材について更新していこうと思っております。

 

 

 

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